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   里山Q&A 

里山についてあまりご存知でない方は、ご参考にどうぞ。また、取り上げてもらいたい疑問や話題はこちらからご連絡ください。順次加筆してゆきます。
Q.里山ってどんなところなの?
里山は人里に近い集落周辺の低山地帯の総称です。具体的には、雑木林、竹林、ため池、畑などの生活エリアのことをいいます。
Q.里山の種類について教えて
里山には大きく二つのタイプがあります。一つは、細かく入り組んだ谷(谷津)をもつタイプ、もう一つは、平坦な台地上の林(平地林)からなるタイプです。
Q.里山にはどんな価値があるの?
里山は人と自然が一体となって作り上げてきた日本特有の環境であり、多様な生物が生息するのみならず、地域の歴史や文化が存在していることから価値があるのです。
Q.里山にはどんな動物がいるの?
里山には、たとえばカエル(日本に生息しているカエル16種類のうちの12種類が田んぼで生活)、メダカ、ドジョウ、ホタル、トンボなど、身近な動物がたくさん生息しています。また、コナラやクヌギの雑木林には、カブトムシやクワガタなどの昆虫もいます。
Q.里山の役割について教えて
里山は多様な生物を保存しています。また、水害や土砂崩れなどの災害を防止しますし、人の生活を快適にする保健や休養の役割もあります。さらに、間伐材などのバイオマスエネルギーの燃料を供給できます。
Q.里山はいつ頃からできてきたの?
里山の歴史は縄文時代にまで遡ることができ、農業の開始と共に形作られてきました。特に弥生時代に水田の肥料となる刈敷(落ち葉や枯草など)を採取する場として里山が形成されました。
Q.里山は今、どうなっているの?
里山の多くは現在荒廃しつつあります。里山は人間による適切な管理が必要ですが、雑木林から得られる薪や枯草が不用になったり、農村の過疎化などの影響で、その維持が難しくなっているからです。
Q.里山は誰が守っているの?
里山は従来、農家の営みの中で形成されてきたものですが、農家の担い手の減少などからその守り手がいなくなっています。こうした里山の荒廃を防ごうと、現在では地域住民に加えて都市住民のボランティアやNPOなども保全のため活動しています。
Q.里山を守る法律はあるの?
里山を守るために国や自治体もさまざまな法律や制度を準備しています。たとえば、国レベルでは「新・生物多様性国家戦略」を策定して、そのなかで里山の保全・利用を呼びかけています。また、自治体では、地域の特性に応じた里山保全条例を各地に見ることができます。



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